ドライアイスブラストとは、超低温(-78℃)ドライアイスペレットを汚れとなる付着物質へ衝突させ洗浄する技術です。ドライアイスは付着物質への衝突時に固体から気体へ瞬時に気化します。
この気化した時に体積が750倍に膨張変化し、その体積変化により付着物質が表面から剥離され、母材を傷つけることなく洗浄ができ、二次汚染や二次廃棄物が発生しないクリーンな洗浄技術です。
ドライアイスは瞬時に気化をするため、従来の他のブラストのように洗浄物に残留せず、二次汚染物質を発生させません。
ドライアイスをブラストし、汚染物をはく離します
パウダー状ドライアイス
(SIZE 1mm~2mm グラニュー糖サイズ)
ドライアイスペレット
(SIZE Ф3×4mm)
母材に傷をつけない。
手の入らない狭い場所や、
電気・機械室等の
複雑な構造物の形状に
合わせた処理が可能。
ドライアイスペレットは
瞬時に気化するため
二次廃棄物が発生しない。
汚れや除去物が
有害物質の場合、
廃棄量削減・減容化に寄与。
ブラスト材となるドライアイスペレットは
LCO₂(リサイクル二酸化炭素)使用の環境適合品です。
ドライアイスペレットの製造工程
ドライアイスブラスト洗浄で最も重要な事は「換気と負圧管理」です。
母材に「有害物質」が付着している場合、付着物はブラスト時に超微粒子となって周辺に飛散します。
したがって、洗浄物もしくは対象エリアを隔離し、「負圧環境状態」にする必要があります。
「負圧・集塵・換気」技術を駆使し、安全なドライアイス洗浄技術を提供しています。
オペレーターは有害物質対策用の防護服・
エアライン呼吸器を使用し安全確保を図ります。
コンプレッサー、アフタークーラー、
エアードライヤーによるエアー供給方式
①局所・負圧ブース方式
②隔離式負圧ブース
③ドラフトチャンバー方式
④全体隔離式負圧方式
■負圧レベルはおおむね [-1~-4Pa]が基本となります。
■洗浄状況に応じ「エアラインマスク~等」の保護具が必要となります。